海ときどき山、ところによりキャンプ

オヤジの緩いアウトドアライフ

西湖で釣り

年に4~5回ほど富士五湖の西湖にヒメマスとワカサギを釣りに行きます。春と秋それぞれの解禁期間に2~3回ずつ釣行するくらいのペースです。

西湖には河口湖や山中湖のようなドーム船はなく、釣り宿でローボートを借りブイや係留ロープにつけたり湖面を流したりして釣ります。ポイントや棚は季節や天候などによっても変わり、入れ食い状態で午前中で早上がりすることもあれば今日は全く釣れない、魚探には群れが映っているのに全く釣れない、10m離れたボートでは入れ食いなのに全く釣れない直接肌で感じる季節とポイントを探し当てた時の高揚が、ここの釣りの面白さかもしれませんね。

早朝の西湖

 ヒメマスは棚を変えて竿を何本も出し仕掛けの棚を変えて回遊を待つスタイルです。竿は遊漁規則で5本まで出せますが、ヒメマスは針にかかると暴れるので、仕掛けが絡まないよう1.5m~2m位の長さの竿を、竿先の間隔を空けて出します。お気に入りの同じ竿を揃えている人もいますし、私のようにチョイ投げ用の万能竿や船キス竿、アジング用の竿など手持ちの使えそうな竿をかき集めて使っている人もいます。錘も私は15号位ですが、30号を使うという人もいます。竿の硬軟の好みも人それぞれですが、当たりには差はなくても硬めの竿の方がバラシが少ないように感じます。ただヒメマスは食い上げることも多いので、錘で少しもたれていた竿先が真っすぐに上がったことが判るくらいの硬さが良さそうです

 

ワカサギはヒメマスよりも浅場で、群れを探してその上から仕掛けを落として釣ります。大きな群れが居ついていたり、頻繁に群れが通過して1か所で釣り通すこともあれば、少しでも反応の良い群れを探してポイントを転々とすることもあります。

ワカサギは数を狙う釣りで、反応が良く棚が浅ければ1本でも数が伸びますが、深場では仕掛けの上げ下げに時間がかかるのでできれば2本を駆使して効率よく釣りたいところです。

ワカサギも今や専用の電動リールと電動リール専用の鋭敏な穂先のセットが主流で、これを2セット操って釣っている方も多くいますが、何せ1セットで軽く1万円を超え、それが2セットではとても私には手がでませんから手巻きのリールでなんとか数を狙いたい。

ボートのワカサギ釣り

高価な電動リールが良いのは棚をセットすれば自動で糸の出を止めてくれるところ、また一方を巻き上げている間にもう一方の餌を付け替えたり誘いを入れたりできるところ、反応が良い群れに当たり片方を巻き上げている間にもう片方が勝手に棚で止まり勝手にワカサギが掛かってくれれば数がどんどん伸びます。

手巻きリールでもワカサギ専用品なら水深カウンターとラインストッパーが付いていて、棚に合わせてラインストッパーに道糸をかけておけば、仕掛けが棚に落ちたところで力業で糸の出が止まります。底棚であれば仕掛けが底に着けば糸の出は止まりますが、仕掛けが弛んだところにワカサギが掛かって暴れれば仕掛けが絡んでしまいますから、仕掛けを張った状態で止めるラインストッパーは欲しいです。またD社のワカサギ用手巻きリールと高感度の竿1セットでも6000円超で、過去に使い初めのセットをまるまる湖底に落としたこともあるのでこれを買い揃えるにも抵抗があります。もっと手軽に、電動リールと専用穂先並みとはいかないまでもワカサギ用手巻きリールと竿のセット並みには釣りたい・・・ということで、行き着いたのが改良した安価な手巻きリールと完全自作の穂先です。近くで見ると雑ですが、遠目では全くわかりませんし(多分)、そもそも1人ボートで釣るので人に見られることもありません。実際にこれで遜色なく釣っているつもり・・・次回少しご紹介します。

ボートボートワカサギ釣りセット