海ときどき山、ところによりキャンプ

オヤジの緩いアウトドアライフ

悪路に強いキャンプ用キャリーカート ~作りました

 車を乗り入れられない悪路の林間キャンプ場や河原で荷運びを少しでも楽にするために、8インチ(20cm)径のゴムタイヤをつけたキャリーカートを作りました。

大荷物を運ぶために・・・

岩や木の根が突き出た凸凹道や石がゴロゴロした河原は、硬質ゴムや樹脂製の小径の車輪のキャリーカートでは大変。近ければ担いで数往復すれば何とかなりますが、サイトが遠いと嫌になります。でもタイヤが柔らかく20㎝径なら凹凸の乗り越えがぐっと楽になります。

ちなみに砂浜や砂利浜で活躍中の自作カヤックカートのタイヤは10インチ(25㎝)径なので更に楽です。

悪路用自作キャリーカート

 使った材料はカヤックカート(2023.10.20 カヤックカート作ってみました)と同じ「G-Fun」というアルミフレームとコネクタのシリーズ。ゴムタイヤやその他小物を含め全てホームセンタ-のDCMで購入しました(G-FunはNet通販でも購入できます)。

パイプ状のアルミフレームをコネクタで繋ぎ、挟み込んで六角レンチで締め込むだけで簡単。フレームの太さは43mmφ、28mmφ、19mmφの3種類、それぞれに様々な形状のコネクタや長さの違うフレームがあり、アイデア次第でいろいろなものを組み立てられます。フレームを金ノコで好きな長さに切ることもでき、このカート程度なら材料の買い出しも含めて休日1日で完成します。付け足すことも外すことも簡単で他のものへの作り変えもできちゃいます。

こんな感じで組んでいきます 挟んで締めるだけ

自作カートには19mmφのフレームを使いました。見かけは華奢ですが凹凸形状で、ホームセンターで売られている同径のアルミパイプなどより肉厚で丈夫、要所にフレームを増やしたりコネクタで補強してやれば、こんな頼りなげなキャリーカートでも40cm×65cm×20cmのコンテナボックス、TCパップテント、コット、チェア、クーラーボックス、焚火台や薪など15kgぐらいなら満載して一気に運べます。

これまで使っている途中で外れたことはなく、緩んだり外れたりしてもその場で六角レンチで締め込めばOKです。

タイヤの車軸部はこんな感じで作りました

タイヤはスナップピンで簡単に止めています

補強をするほど高くなっていく!!

曳きやすいように2輪にし、積み下ろし時は自立するよう固定脚をつけました。また使わなくなったアルミのロールテーブルの天板を切って荷台としてつけ、積載安定性も良くしました。サイトで荷物を下ろした後は、薪置きにしたり、フックをつけてランタンや調理器具をぶら下げて使っています。天板を増やせばテーブル代わりにもなりますね。その場でトランスフォームして使うこともできそう。

タイヤ以外は全固定にしましたが、フレームを伸縮させたり折り畳んだりする機能を持たせるコネクタもあります(使い方によっては強度が不安かも・・・)。収納性は悪いですが、家でもそのままコンテナボックスやテント、コットなどを積んで置いているので特に邪魔には感じません。それでもと言うなら、簡単に組み外しできるので幾つかのパーツに分けておくこともできますが・・・。

 ただし、フレームやコネクタも1個1個はさほど高くないですが、凝り過ぎたり理想を追い過ぎると思っていた以上に高くなってしまい勝ち。このカートももっと簡単な形状のつもりで作り始め、強度や使いやすさを考えてパーツを買い足していった結果、最後に計算してみたら超高級品になっていました(タイヤも結構高かったです)。事前にしっかり設計図を書けば良かったと反省、調子に乗り過ぎないようまず必要最小限で作るべし。でもこれは作って良かったとは思っています。また補強用のフレームやコネクタが高くついたので、28㎜径や43㎜径で作ればもっと安く強くできたかもしれません。

材料と金額

G-Fun

・19㎜φフレーム 1000mm       @272×5本  ¥1360

・マルチコネクタインナー      @162×14個 ¥2268

・ポイントコネクタ         @217×9個 ¥1971

・アングルコネクタインナー     @360×10個 ¥3600

・スライドコネクタ         @272×4個   ¥1088

・ダブルコネクタ          @184×4個   ¥736

                                                                小計 ¥11023

その他

・車軸用アルミパイプ 19㎜φ×450㎜(手持ち材料)        ¥0 

・スナップピン(16㎜φ用)2個(手持ち材料)          ¥0                 

・ゴムタイヤ8インチ               @1078×2本   ¥2156

・アルミ製ロールテーブル天板 (荷台、使わなくなったものを流用)¥0

・ビス類 (手持ち材料)                    ¥0

                                                                                         小計     ¥2756

                                                                合計        ¥13179

工具

・六角レンチ、金ノコ、電動ドリル、サンドペーパー

 

※六角レンチ以外はフレームを規格外の長さに切ったり穴を開けた時に使用

※19mmφのアルミパイプをコネクタの中穴に通してタイヤの車軸にし、アルミパイプの両端に穴を開けてスナップピンを差してタイヤを止めただけ、簡単ですが今のところ支障なし

※カートにポーチを付け六角レンチと荷締めベルトを常備、。荷物を積む前に締め増しておけば、これまで使用中にいきなり緩んだり外れたことはない

※フレームとフレームを繋ぐコネクタは、フレームに被せて締めるタイプとフレームの中に差し込んで広げて締めるタイプの2種類があり、経験的には中に差し込んで締める方が緩みが少ない

久し振り 何もしないキャンプ

何もしないキャンプの夜


 久し振りに「焚火して飯食って寝る」だけのソロキャンプに行って来ました。

 

テント泊登山に行きたかったのですが、町内会の一斉側溝清掃があったので清掃を済ませてから行ける近場の富士山麓の自然公園の中にある公設の林間キャンプ場へ。

側溝清掃日は日曜でしたが前日土曜の朝に自宅の前だけ一人で済ませて曇天の中を出かけました。自宅から約1時間半で14時過ぎにキャンプ場着、受付を済ませ薪を1束買って(1人1泊1000円、薪1束500円は針葉樹の間伐材です)予約していたサイトで設営。

あの雲の下でキャンプです

キャンプ場の駐車場 ここから荷物を人力輸送

雑木林の中をサイトへ

地形の地形のままなので奥に行くとこんな荒れた道もあります

 

 ここは道路を挟んで東西に分かれたエリアの自然林の中に35のサイトがバラバラに点在しています。

この日のサイトは東エリアの一番奥、車の乗り入れができないので駐車場から人力で荷物を運ばなければならず(荷運び用の一輪車が2~3台置いてあります)、奥に行くほど道も悪くなって大変になりますがより静かにもなります。キャンプ場はサイトを指定してweb予約ができますが、土日は数か月前から予約とキャンセル待ちで一杯、私は側溝清掃日が判った3週間前に予約しましたが、たった一つ空いていたのがここでした。

広さは6×4mくらいでここでは標準的、パップテントを一つ張るだけのソロキャンパーには十分で、通路には面していますが3方を雑木の藪で囲まれていて、通路を背にして少し斜めに張れば、人目を遮りつつ出入りしやすく、焚火のスペースも十分に取れて寝る時も通路から少し離れていられます(私のパップテントは前幕を上げた時に横を塞ぐ風避け・西日避け・視線避けの遮蔽シートを付けられるので更に便利です)。

今日のサイトはここ

狭く見えてもソロなら十分なスペースです

林の中にポツリ 周りに他のテントは見えません

 

 季節的に設営後に自然公園内を散策するのも気持ち良いですが、曇りだし何もしないキャンプだし、ということでそのままテントに落ち着きました。晩秋、曇天の林間なので16時には薄暗くなり焚火開始、17時にはすっかり暗くなりました。

薪1束は火を絶やさずに燃やし継いで4時間ほどの量ですが、不足分を補うためホームセンターで買った1袋100円のSPF材の端材を2袋持ってきました(小袋ですがサイズを揃えてキッチリ詰めれば100円で1.2~1.5kgあります)。

静かな夜 焚き火とランタン以外に明かりは見えません

 

 夕食はスープパスタと厚めに切ったハムとベーコン。先日無印良品で、乾燥パスタと水を加えて火にかければ出来上がるという「煮込んでつくるスープパスタの素 香味野菜とポルイペッティ」を売っていたので、キャンプはもちろん山でも使えそうと思ってお試しで買ってみました(他にサーモンとマスカルポーネクリームと魚介のトマトガーリックの2品あり)。乾燥パスタをそのまま煮込めばOKなので茹で汁が出ず、早茹でパスタはその時間だけ煮込めばOKという便利物。

パスタはコンキリエがお勧めと書かれていましたが今回は4分茹でのマカロニを使用、目分量で作ったため乾燥パスタ70gのところ120g、水350mlのところ400mlも入れてしまいましたがまずまずの味に。分量を合わせればもっと美味しくなるはず、と山メニューに登録決定。ボートの上でも良さそうです。ハムとベーコンはブラックペパーだけ振って焼き、そのまま噛り付きました。

夕食はスープパスタと・・・

ハムとベーコン・・・塩分とカロリーが気になりますが・・・

 

 食後のコーヒーはフレンチローストのマンデリン。消灯時刻の21時まで、焚火をしつつJAZZを聞きつつ過ごしました。すっかり暗くなれば自分の焚火とランタン以外に見える灯りも人工的な音もなく、時折他のキャンパーの気配を感じるだけ。何もしたくないオジサンソロキャンパーにとって本当に良いキャンプ場です。

何もしない夜

シュラフに入ってしばらくして雨が降り出しましたが1時にトイレに起きた時には止んでいました。

 

 朝6時にシュラフから脱出、標高500mのキャンプ場ですが気温は14℃で思っていたほど下がりませんでした。撤収のことを考えて、先ずはテントに残った昨夜の雨のしずくをはたき落とすことから。快晴で頭上の木の梢には陽が当り始めていましたが、まだ地面には届いておらず、残しておいた薪を燃やしながらメスティンで飯を炊きレトルトのユッケジャンをぶっかけて朝食。

パックライスは便利ですが、山用のメスティンやシェラカップは小さすぎて浸りません。ボイルしても早いもので10分以上かかり、加熱が足りないとボソボソです。飯を炊くのは大変と思いがちですが、前夜からメスティンやクッカーの中で無洗米を分量の水に浸しておいてそのまま火にかければ、意外に早く20~30分で炊き上がりしかも美味しい! 固形のアルコール燃料とミニストーブが簡単でお勧めです。

焚き火が恋しいほど寒くはなかったけど・・・

ゆっくりの朝食とコーヒーの後8時半に撤収準備開始。火に強い綿混のTC製パップテントの欠点は厚くかさばりとにかく重いことですが、雨の時は水切れも悪く更に重くなって始末が大変なこと。どうせ帰宅して干し直さなければならないので、ざっと水を落として丸めシートでくるんでバックの中へ詰め込んで、10時にキャンプ場を出発し11時半帰宅。

土砂や枯葉枯草も一緒に持ち帰ることになりましたが仕方ありません。快晴でテントを広げて干せば夕方までには乾きそうなのが救いです。干した後ベランダに落ちたお土産を掃き掃除しないと女房に叱られること必至です。

芝生の営火広場 晴れた夜は星空がキレイなはず

キャンプ場内 晴れていると明るい林間です

小さな秋

夜中の雨、富士山は雪でした

 

キャンプ場について

 富士山麓の自然公園の一角にあるキャンプ場ですが富士山は見えません(少し脚をのばせば富士山のビューポイントは沢山あり、静岡県の紹介で良く出てくる人工物が全く映らない富士山と茶畑の撮影ポイントも直ぐ近くです)。市営の施設(管理は委託)ですから利用料は安く(1人1泊1000円)市民以外の利用OK、焚火もOKですが(もちろん直火はダメ)、場内の施設もサイトもキレイに管理されています。但し施設は管理棟と炊事場、トイレしかありません(売店もありませんが薪と自販機のソフトドリンクは管理棟で買えます)。

自然公園自体は植林の杉林やゴルフ場などに囲まれていますが、広い園内は雑木の自然林で、キャンプ場はおまけのようなもの。通して歩けば4~5㎞にもなる散策コースや芝生広場、少年自然の家などもあって、四季を問わず休日は沢山の人が訪れますが、キャンプ場は公園の入り口すぐにあるので場内はキャンパーだけです。各サイトは雑木林の中の枝分かれした連絡路沿いに分散して配置されているので、上手に設営すれば他のテントやキャンパーを視界に入れることなく静かに過ごせます。

また1サイト1組5人までで(・・・だったように記憶しています)面積も最大で7×5m、狭いと4×4mくらいしかなく(6×4mくらいが標準です)、多人数用の前室付き大型テントに大型タープなどまず無理。サイトへの車横付けも場内への車乗り入れも横できません。よって駐車場からそれぞれのサイトまで荷物は人力輸送。最も近い区画で約50m、最も奥の区画なら200mくらいあり、奥に行くほど傾斜や段差も大きくなって岩や木の根が突き出た山道のような悪路にもなる道を一輪車orMyキャリーカートorハンドキャリーで運ばなくてはなりません。

車の乗り入れができず大荷物を持ち込めない、サイトが小さく大人数で入れない、独立サイトなので集まって設営できない、大型テントやタープ、複数のテントを設営できない、電源サイトがない、売店がない、キャンプ場内に子供が駆け回れるような広場がない(自然公園内にはあります)・・・だから大騒ぎしがちなグループは入ってきません・・・従って自然の中、好きなスタイルで静かに過ごしたいオジサンソロキャンパーやペア、少人数の子供連れファミリーには最適、ということになります。

 独立サイトなので最低限のルールとマナーを守ればどんな道具を使おうが、何を食おうが、どのように過ごそうが人目も気にならないし邪魔もされません。ツェルトかタープと寝袋、小さな焚火ストーブだけでワイルド感を味わうこともできます。

 ただ難点が一つ。ここはサイトを指定してNet予約できますが予約数制限もなく解約条件も緩いので、ずっと先まで手当たり次第予約しておいて直前にキャンセルする利用者が結構な数いる様子であること。サイト数が全部で35と少ないこともありますが、人気高いサイトは特に顕著で土日祝日は数か月先まで予約とキャンセル待ちで埋まってしまっていて予約が取りにくい。

今回は側溝清掃の予定が判ったのが3週間前でその2日後にNet予約をしましたが、たまたまタイミングよくキャンセルが出たのでしょう、今回利用したサイトがたった1つだけ空いていて予約を入れることができました。

利用した土曜は朝から曇天でしたが前日の時点で雨の予報はなく翌日曜は晴れの予報、天候によるキャンセルは少ないと思うのですが、現地では人気のあるサイトも含め東エリアだけで3~4サイトは空でした。直前まで粘ればキャンセルが出た人気サイトを取れる可能性もありますが、ぜひキャンプ愛好家としての節度を持って、予定のない空予約は止めてほしいところです。

 

人力荷物運び

 整地された道なら一輪車や毎キャリーカートで容易に荷物を運ぶことができます。

しかしこのキャンプ場の凸凹道や河原のような道では、2輪でも4輪でも10~12㎝径の硬質ゴムや樹脂製では歯が立たず(実体験あり)、15㎝径のタイヤでも結構しんどいです(実体験あり)。一輪車も荷物満載ではバランスを崩し倒してしまうことも(これも実体験あり)。そこで私はこのキャンプ場用に農作業用などに使われる9インチ(20cm)径のゴムタイヤをつけた2輪カートを自作し、随分楽になりました。20㎝あると大抵の岩や木の根は底を擦らずに越えられますし安定性もあります。バーベキューグリルやストーブなどの大物がなくソロやペア程度の荷物なら一気に運べ、サイトではランタンや調理器具を吊るしたり、水台や薪台にして使います。

ここで使えれば他のキャンプ場はどこでもOK、砂利や小石なら多分河原もOKでしょう。

自作のキャリーカート

荒れた道でもサイトまで一回で運べます

テントについて

 今持っているのは山用のシングルテントとパップテントのみで、4人用の前室付きファミリーテントは随分前に捨てました(ファミリーで行かなくなったのと生地が加水分解してべたつきだしたから)。ソロならタープがいらないことから火に強い綿混のTC製パップテントを愛用しています。重い・厚くかさ張る・濡れると乾きにくく一段と重くなる・焚火の匂いがついてとれないなどの欠点もありますが、火の粉がテントに飛んでも慌てずに居られます。流石に跳ね上げた前幕の下で盛大に焚火をしたことはありませんが、自分は前幕の下に座ったまま手を伸ばして薪をくべられるくらいの距離には焚火台を置いています。前幕の下で、小さな2次燃焼ストーブで炭や小枝を不安を感じることなく燃やしたことはあります(これは個人の感想ですからあくまで自己責任で)。

床布がなく直接地面なのにも慣れました。インナーテントは使ったことがなく、地面の冷え込みから逃げるため、またどうしても裾に隙間ができるので虫の訪問や隙間風の侵入に備えてローコットを使っています(ローコットも随分安くなりましたね)。地面の凹凸が気にならない、地面の冷えが伝わりにくい、ベンチ代わりになる、荷物台になる、晴れた日は外に出してシュラフを干して畳める、等々とても便利です。インナーテントの中に入れることもできるし、併用すれば2人で寝ることもできます。

今のところ自分にはこのスタイルが合っているような気がします。でも、ようやく1歳の孫がもう少し大きくなって「一緒にキャンプに行く」などと言われようものなら、きっと大喜びでスタイルも道具もガラッと変えてしまうのでしょうね(実は楽しみ・・・)。

風避け・西日避け・視線避け 遮蔽シートはとても便利です

 

秘伝? 芦ノ湖のボートワカサギメソッド公開

 

 先日芦ノ湖のボートワカサギで撃沈した時に箱根湾の釣り船店店主のおばちゃんに聞いた、芦ノ湖メソッドを忘れないうちにと書き留めました。

メソッドなどと大袈裟ですが、改めて読むと釣り方自体は当たり前のことも多いですよね。自分のスタイルにいつの間にか思い込みや期待から来るアレンジが入ってしまっていないか、反省しなくては。

聞き違いや記憶違いなどがあれば私の責任ですが、検証はそれぞれで。

 

道具立て

●柔らかい穂先で小さなアタリを取って合わせるような釣りではないので、竿は超軟調のワカサギ専用竿である必要は全くない

●魚体が大きいので硬めの穂先でも明確にアタリがでて向こう掛かりするので1.8mくらいまでの長めの竿が良く、普通のスピニング竿、キャスティングロッド、チョイ投げ竿でも良い

※でも先調子が良さそう、アジングや船キス用の竿などが最適か?

●リールは仕掛けの上げ下げが早いスピニング、ラインはナイロンより高感度のPEが良く、PEなら1号2号でも良い

※ワカサギと言えば0.2~0.4号、太くても0.6号までというイメージでしたが、確かに友人は4号のオモリでは全くオジギしない竿と2号PEで釣っていてもしっかりアタリは出ていました(但し全てのアタリが取れていたかは判りませんが・・・)

●針は年間を通し3号、8㎝くらいの魚体でも問題なく喰うし、針が大きいと赤虫も付けやすい≒手返しも早い、エダスも長いほうが良い

※魚体が全体に大きいので小さなワカサギを釣り逃しても大丈夫、手返しでカバーすれば良いということもあるようです。

●小さなアタリをとるためにオモリを軽くする必要はなく落下速度優先、シーズンを通してオモリ4号、晩秋は深くなるので5号で

※深場と言っても20mくらいまで?

●集魚板のような装飾物は不要、水が澄んでいるので目立って逆に嫌われる

※ファイバー付の針や赤色・蛍光色のオモリはどうなのでしょう

 

釣り方

●タナはとにかく底、0点釣法のイメージでオモリは底につける

●中層を群れが通ってもそれを狙って仕掛けを上げ下げしない、オモリを底に着けた状態で仕掛けの長さで中層をカバーする

※釣り船店の仕掛けは3号14本針で長さ150㎝くらいある、とのことでした

●餌の赤虫は常に新鮮なものに付け替える、全ての針を付け替えるのは大変なので仕掛けを上げる度に針3~4本を付け替えればよく、新鮮な餌が呼び餌にもなる

●赤虫は1匹ずつ丁寧に付けなくてよい、頭でも胴でもどこかに引っかかればよく2匹掛け3匹掛けになっても構わない、ラフな付け方でよいが針先は絶対に出すこと

●赤虫はべたつき絡まっているので数匹~団子状についてしまうこともあるが手返しを優先、餌の頻繁な交換と余分についてしまうことで良く釣る人は1人で2~3人分を使い切ってしまう

●アタリが遠のいたら赤虫を付け替える

●魚探に反応が映らなくても、アタリが途切れてもアンカーを入れてもらったところから動かない方が良い、回遊ルートを想定してアンカーを入れている

●誘いはそれなりに必要、アタリが遠ければ誘う、周りで釣れている人がいればその誘い方の真似をする

 

 芦ノ湖は箱根湾・元箱根・湖尻の3か所に釣り船店が集まっています。今回聞いたメソッドが芦ノ湖全体に通じるのか、箱根湾に限ってのものなのかまでは聞きませんでしたので悪しからず。

なお、芦ノ湖の釣り船店は釣果を重量で発表していることが多いですが、匹数は1匹5gで換算するらしいです。

友人と芦ノ湖でボートワカサギ ~芦ノ湖メソッド

芦ノ湖にて

 

 春に富士五湖の西湖でボートワカサギデビューをした友人(2024.4.22 友人と西湖でボートワカサギ)、基本土日が仕事の日が多いので休みがなかなか合いませんが、11月は1回土日の連休があったので、始めたからには共にボートワカサギを極めん!! と一緒に芦ノ湖のボートワカサギに行って来ました。

早朝の芦ノ湖

 

  11月9日(土)06:40に芦ノ湖・箱根湾の釣り船店から出艇しました。天候は晴れ、気温は9℃で風もなく釣り日和、4日前まで曇り時々雨の予報でハラハラしていたのが嘘のようです。

箱根湾は駅伝のゴール・スタート地点、箱根関所跡や観光船乗り場があるところ、県営駐車場(無料)の前に釣り船店の小屋が4軒並んでいます。今回お願いした釣り船店、エンジン付きは要予約ですがローボートは予約不要(というより受け付けていません)、日の出時刻の少し前に開店し順次受付・出艇です。6時少し前に店に着いたのですがラスト一艘の3人乗りボートを借りることができました。店主のおばちゃんに聞くと店を開けた5時30分には既に釣り客が列を作っていたそうです。ちなみに芦ノ湖では釣り自体は日の出1時間前から日没1時間後までOKです。

ボートは2人乗りと3人乗りがあり、料金は3人乗りの方が少し高いですがバスやトラウトにも使われるので幅もあって一回り大きく安定していて、生け簀もついています。2人でなら3人乗りを借りる方がゆったりして楽、これも西湖でなく芦ノ湖にした理由です。

釣り船店の桟橋にて

出艇時は船外機付きボートでポイントまで曳航してくれ、魚探を睨みながらアンカーを入れてくれます(並んだ4軒とも)。電話をかければトイレの送迎もしてくれます。もちろんオールもあるので自分でアンカーを上げ下ろしして移動したり、トイレや休憩で桟橋に戻ることも可能、エレキを付けたり船外機付きボートを借りて群れを追っているワカサギ師もいます。

また三島から箱根に登るR1号は途中のバイパス化が進みずいぶん楽になりました。静岡からは西湖も芦ノ湖も同じ距離感でしたが、新東名・伊豆中央道・R1を走り継げば1時間30分もかかりません。

桟橋発着で長靴不要、乗り降りも荷物の積み下ろしも楽、ポイントまで曳航してくれトイレの送迎もあるので、家族や気が置けない友人となら芦ノ湖の方が良いかも。女性同士で来るワカサギ女子も珍しくないようです。

曳航されてポイントへ

箱根湾のボート桟橋


 予定より遅れて7時前にようやく釣り開始、曳航が最後のグループだったのでこの時間になりました。この日アンカリングしたのは桟橋から5分程、観光船乗場の目の前の水深18~20mのポイント。

長めの竿・長仕掛け・スピニングリールが芦ノ湖のワカサギ釣りのスタイルで、針も3号を薦められますが、私はいつもの手作り穂先&手巻きリール、全長90㎝くらいに詰めた小物竿&小型スピニングリールの2セットに小アジ小イワシ用のファイバー付2.5号6本バリの仕掛けと底針付き4号オモリでスタートしました。

友人もいろいろ研究したようで、古い竿を使って1mと1.5mを2本作ってきました。またフックで舷側にかけロッドホルダーで固定する活かし水槽も作ってきました。100均で買ったものを組み合わせて工夫したそうです。

そう、皆こうしていろいろと工夫をし、苦労や失敗を重ねながらボートワカサギにはまって行くのですよ。多分次回はもっと進化していたり、新たな手作りの道具が増えていることでしょう。

ポイントによっては富士山を眺めながら釣りをすることも

ボートワカサギの船団(?)

昼寝も気持ちが良い・・・

私ものんびり・・・

型は良いけれど・・・数が・・・

ひたすらアタリを待ちます

 

残念 電話を掛けて迎えに来てもらいました

 

 肝心の釣果ですが、朝のうちは飽きない程度にポツポツ釣れたのが陽が高くなるとピタリと止まり後は忘れた頃に単発で釣れる程度で、途中1回小移動して2時半まで粘りましたが私は50匹弱、友人は30匹弱という釣果に留まりました。ただ型は良く9~13㎝くらいが揃っていました。周りのボートを見ていても同じような様子だったのですが、上がって店主のおばちゃんに聞いたら一番早く出艇した常連さん2人は昼上りで300匹と160匹釣ったそうです。芦ノ湖も朝の数時間が勝負とのことだったので、スタートダッシュが効いたのでしょうか。

雲が多めで途中少し風も吹きましたが終日晴れ、富士山が丁度外輪山の一つに隠れてしまうポイントだったのは少し残念ですが、紅葉が始まった山に囲まれた湖、横を走り抜ける観光船にたくさんの乗船客が乗ってはいても湖上は静か、多少釣果が悪くてもまぁいいか、と思えてしまうのが湖のボートワカサギです。

 ちなみにお金がもったいないからもうやめたら~などと家族に言われないよう、私の釣果は友人に持ち帰ってもらいました。唐揚げとアヒージョにして食べたとのこと。おばちゃんは大きなワカサギは焼くのが一番と言っていました。

 上ってから店主のおばちゃんに聞いた、芦ノ湖のワカサギメソッドです。出艇する前に聞いておけば良かった・・・湖によって釣り方もずいぶん変るのですね。

 

・長さ1.8mくらいまでの竿にスピニングリール、キャスティングロッドでも良い

・針は年間を通して3号、エダスは少し長めが良い

・ラインは感度が良いPE、PEなら1号2号の太いものでも良い

・タナはべた底、オモリは底から上げない、中層は仕掛けの長さでカバー

・でも誘いは必要

・オモリは4~5号、落下速度優先

・集魚板など余分な装飾はつけたらダメ(嫌われる)

・餌は常に新しいものに付け替える、仕掛けを上げる度に針3~4本ずつで良いから付け替える

・魚体が大きいので硬い穂先でも明確にアタリが出て向こう掛かりするので柔らかい穂先、短竿、軽いオモリで小さなアタリを取って合わせる、などと考えなくて良い)

今日は全てに反する釣りをやっていました。本当ですかね、これだけ見ると随分ラフな釣り方ですが、そうなら多少外れてももっと釣れそうな気もしますけど・・・。

湖ごとに推奨される釣り方があるので難しい。聞いたセオリーを芦ノ湖で一度しっかり試してみる必要がありそうです。またこのメソッドを西湖に持ち込んだらどうなるのでしょう。西湖のワカサギは卵を芦ノ湖から持って行っているのでDNAは同じ、西湖でも試してみる必要もありそうです。

 

本日の費用

遊漁券 1人1日            ¥1800

ボート 2人乗り1日          ¥5000÷2

餌(赤虫)         ¥400÷2

高速代 新静岡-長泉沼津  ¥1130×2÷2

燃料費 78㎞×2      ¥1040×2÷2

計             ¥6670/1人

ボートワカサギ用のアンカーを作ってみました

 ホールディングアンカーは横方向に引かれて爪が掛って効くので、水深の1.5~2倍以上の長さのアンカーロープが必要です。

先日の西湖のボートワカサギでは、強風の中ワカサギのポイントが狭く、しかもブイも係留ロープもない浅場だったので持参のホールディングアンカーでアンカリングしましたが、アンカーロープが長い分ポイントの真上にボートが来るようにアンカーを入れるのも難しく、上手く入れたつもりでも左右に大きく振られてポイントからズレると途端にアタリが止まるという状態、また周囲のボートにも気を使わなければなりませんでした。もちろんロープを短くするとアンカーが効かずにズルズル流されてダメ。周囲のボートはポイントに最も近い釣り宿(私とは別)から出艇していて、釣り宿で貸してくれるアンカーは薄い円筒状あるいは方形のコンクリートなどのブロックでしたが短いアンカーロープでも流されることはなく、上手くポイントに停めた人は左右の振れも少なくコンスタントにワカサギを釣っていました。

西湖はブイ係留が前提なので常にアンカーが積んであるわけではありませんし、あってもボートの数だけ揃っていないこともあります(ブイの数を上回るボートが出てブイからあぶれた時に貸し出す感じ)。店前のポイントが急深でアンカーが効かないので用意がないところもあります(私がいつもお願いする釣り宿もそう)。爪がないアンカーでもしっかり停められるのは重さなのか、面の摩擦で止めるのか、砂泥の吸着効果なのか・・・。そういえば河口湖で借りたボートのアンカーも円盤状の鉄塊でしたし、芦ノ湖も方形状の鉄塊だったと思います。横に引かれても起き上がったりひっくり返ったりすることがない平たい形状であれば爪やスパイクがなくても良いのかも。

 ということで、身の回りのものを集めて円盤状のマイアンカーを自作してみました。イメージは円盤投げの円盤にロープをかけるフックをつけたもの。そこで家の中を探し回ったところUSJ土産のチョコレート菓子の空き缶を発見、直径20㎝・高さ4㎝、内容積1.25Lなら中に金属を詰めれば隙間があっても5Kgくらいにはなりそうで形も大きさもイメージに近い!!

空き缶製円盤形アンカー

①材料はチョコレート菓子の空き缶、フック取り付け座金、補強金具、ボルトナット、ビス、バスボンド、瞬間接着剤、ホットメルト

 中に入れる重りは古かったり余ったりして使っていない釣りのシンカー、同じく古かったり使わなかったりして余ったクギ・ボルトナット・ビス・その他金具や金属片、使い込んで穴が開きかけたアンクルウェイトの中の金属粒(1~2㎜径)約2kg、重りを小分けして詰めるビニール袋

②空き缶は薄いブリキ製、小さくても中に重りを詰め込めば5kg以上になる計算なので、面で支えるようにしないと耐えきれないと思い、蓋の裏全体にアルミテープを貼り重ねて補強し、フック取り付け座金と補強金具で蓋を表裏から挟んでボルトナットで取り付けました。中に水が入らないよう座金の裏とボルト穴にはバスボンドを塗りました。

③缶の中にシンカーや古金具、金属片を入れ、アンクルウェイトの金属粒で隙間を埋めて重りにしました。薄い缶なので穴が開いても中身をばらまかないよう出来るだけ空気を抜いて小さなビニール袋に小分けし、隙間なく詰め込みました。

④防水のため蓋裏にバスボンドを塗って蓋を閉めました。蓋に小さな穴を開けて空気を抜き、後でホットメルトで塞ぎました。

⑤バスボンドを入れながら缶の周囲を等間隔でビス止めしました。ビス止めだけでは缶が耐えられないので、蓋の隙間に瞬間接着剤を流し入れて補強しました。

⑥缶底に2重にアルミテープを貼って補強しました。

⑦一応完成、重量は5.2Kgになりました。

 

イメージ通りのアンカーが出来ました

USJのロゴがついた空き缶

シンカーや金属片を詰めて5.2kgになりました

蓋が重なった部分をビス止めして補強接着

 手間をかけて自作しなくても、家庭用の漬物の重石などそのまま使えるかもしれませんね。他にもホームセンターのエクステリアコーナーなどで探せば使えそうなものがあるかも。また風が強い日でないと実釣で試せませんし、西湖でも北岸側の砂泥質の浅場でしか使えないかもしれませんが、何も買い足すことなく手持ちの材料や廃材だけでイメージ通りに出来上がったので使うのがちょっと楽しみです。防錆はしていませんが淡水専用のつもりなので、中に水が入らないようにすれば何とか大丈夫かな。

10月19日 西湖でボートワカサギ

 天気も今一つ、いろいろと用事も重なって大人しく過ごす週末が続いていました。本当はテント泊登山か釣りキャンに行きたかったのですが、土曜の予報が午後から雨だったので山とキャンプは諦め、釣りだけなら・・・と、釣況は思わしくないようでしたが西湖にボート釣りに行って来ました。予想が外れて天気は良かったのですが風が強く、釣果の方も・・・。

予報に反し良い天気、夜明けの西湖・・・

 5:30に釣り宿で受付し6:00出艇、6:20釣り開始。同じ釣り宿から10艇ほど出艇しましたが、ヘラブナとヒメマスが半々、最初からワカサギ狙いは0でした。

事前の情報ではヒメマスは西湖全体で渋く、ワカサギは浅場で釣れているようです。魚探の反応を見ながら漕ぎ進めましたがそれらしい反応がないまま係留ロープの先端に。ヒメマス狙いのボートは更に沖に向かいましたが、私はワカサギ睨みのヒメマス狙い➡ワカサギ狙い作戦で水深24mの先端ブイで釣り開始。

この先端ブイ、ヒメマス狙いで舫う人はいませんがそれなりにヒメマスも回遊してきて、ワカサギを釣りながら竿を出していると10匹以上釣れることもあり、ヒメマス狙いの竿を出していて0だったことはありません。

・・・が、この日は全くダメで9:30まで粘りましたがヒメマス0、ワカサギも深すぎて1匹だけ。ここを諦め浅場をうろうろしましたがワカサギの反応も薄く、沖のブイにも行ってみましたが皆さん修行中の様子、それでも1時間ほど竿を出しましたがやはり0。そこで強い風の中対岸の浅場に大遠征を決行しました。

出艇時刻を待つ・・・

ヒメマス狙いの竿も出しましたが・・・

こちらはヘラブナ釣りのボート・・・

風がなければ5分も漕げばよいところを流されたり戻ったりしながら15分かけて10艇ほどがワカサギを釣っているエリアへ。水深11~12mのところに広くワカサギの反応がありますが、少し水深がずれると反応が消えます。反応の上に上手くアンカリングしている人は良く釣れており、外れている人はダメな様子です。私が持参してきたのはホールディングアンカーでアンカーロープを長く出さなければ効かないので風で振れてボートが落ち着かず、振れの中心が反応の上に来るように何回かアンカーを入れ直し、ようやく落ち着いて釣りを開始したのが10:50頃でした。

ボートの振れにあわせて反応が出たり消えたり、反応が出ている時は3点4点掛けもありましたが反応が出ていない時は沈黙、前後を見ると同じような水深のラインにボートが1列に並んでいました。1時間ほどで50匹釣ったところで反応が薄くなり始め、出ていたボートも引き上げたり昼食をとりに上ったりし、私もカップラーメンを食べながら1時間粘って10匹ほど追加したところで、再び湖を横断して戻ることにしました。

釣れる水深線に沿ってボートが1列に並んでいます・・・

こんな時もありますが、すこしずれるとアタリが止まります・・・

 もとの係留ロープに戻ったのが13:00頃、水深8m~24mの範囲を漕ぎ回り18mのポイントで反応を発見しボートを係留して13:30頃釣り再開。面白いことにこちらでも底の反応の上に乗ると2点掛け3点掛けがありますが、風で振れて少しでもずれると反応もアタリも止まります。また中層にでた反応の中に仕掛けを止めても釣れず、層の上まで仕掛けを上げて落とし直すとようやく1匹だけ釣れる、という感じ。15:00までに80匹ほど釣って終了としました

 釣り宿のオヤジさんに聞くとヒメマス狙いのボートはほとんど戻っており最高で4、坊主もいて皆さん惨敗だったとのこと、ここまで釣れなかったことはないと不思議がっていました。私は両狙いで良かった、強風の中苦労して対岸まで遠征して良かった、という感じです。また10~12㎝くらいの良い型が多く小さな当歳魚がほとんど釣れなかったのも結果オーライでした。ヒメマスが釣れないのも、もしかしたらどこかで固まっている当歳魚をたらふく喰っているからなのでしょうか。

家に戻り、頑張って舞茸とワカサギのアヒージョを作ってみました。また先日行って冷凍してあった芦ノ湖のワカサギも加えて南蛮漬けを作りました(芦ノ湖漁協のHPで紹介されている漬け汁は酸味が少なくて結構美味いです)。

数は少なかったが型はまずまずでした・・・

ワカサギと舞茸のアヒージョ、色が地味・・・

こちらは南蛮漬け、沢山食べられるよう酸味を抑えました・・・

家内に「これからもここまでやってよ」と言われてしまいましたが、もし300匹釣ったら全部一度に南蛮漬けにされても困るでしょ、10本のタチウオを全部刺身にされても困るでしょ!?

※ボート\3000+遊漁料\1700+紅サシ\150×2=計\5000/1日 

ワカサギの仕掛けは2 ~2.5号の波止小物用サビキ、錘3~4号、手巻きリールで2本竿

ファイバー付サビキは全ての針に紅サシをつけなくても空針でも喰ってくれます。但し紅サシを全くつけない

と喰いは極端に落ちました。

 

 西湖の釣り宿選びは少し難しい(釣り宿の良し悪しではありません)。

西湖は山に囲まれていて北岸側は1日陽が当りますが、南岸側は午後になると陰りますから寒い日は少し辛い。また東西に抜けているので風がある日は北岸側はもろに風を受けますが、南岸側は風陰気味で少し風が弱まります。だから曇って風が強い日は南岸側、晴れて風がない日は北岸側が良さそうですが、5月、10月は北岸側では真夏並みに暑いことも。天候だけではありません。東岸から北岸は浅場が広く南岸は急深、特に季節でタナが変わる西湖のワカサギはポイント選びの影響大。これに高地の湖特有のターンオーバー(湖底の水温と湖面の水温が逆転して水が入れ替わること)が加わると訳が分からなくなってきます。

ま、風さえなければ対岸に漕ぎ渡るのも大したことはありませんし、各釣り宿が入れているブイやロープにはどこで借りたボートでも係留して良いようです。料金も統一ですから気の合う釣り宿を定宿にするのが一番ですね。

10月12日 田子の浦でテンヤタチウオ

いざ出港!

 

 時々乗る田子の浦の遊漁船の船長、船を走らせるのが好きで釣りは好きなわけじゃない、という少し変わった人です。季節や状況に合わせて釣り物を選びながらいろいろ新しい釣りにもチャレンジしてくれますが、今の季節は定番のタチウオ、アジ、アマダイ・・・。

 10月12日(土)は長潮で潮まわりは今一つでしたが、田子の浦沖のテンヤタチウオに行って来ました。天気や海況が悪い週末が続いていて、1週間前の10月5日(土)にも出船しかけたのですが舫いを解いて港を出る間際に雨雲レーダーが真っ赤になり、雷も鳴り出して待機、風向きが悪く雷雲が頭上で停滞してしまい出船中止となってしまったので、そのリベンジ釣行でした。

どうか釣れますように・・・

17時集合17時30分出船、乗船は餌釣り5人テンヤ1人(私です)の6人でした。この日のテンヤの準備は超簡単、1週間前にイワシを巻いて落とすばかりにしていたテンヤをそのまま冷凍していたので解凍するだけ、タックルボックスもそのままです。

東京湾は昼のテンヤタチウオが多いようですね。駿河湾は夜から明け方にかけてがメインです。テンヤ発祥の大阪湾も昼が多いのでしょうか。

 スタートは港を出て5分の水深60mのポイント、ポツポツ釣れますが指3本止まりで1時間半ほど粘ってもサイズが上がらず小移動、4~5回ポイントを変えましたが最後までサイズは指4本止まり、数日前はテンヤで指7本のドラゴンも出たということでしたが、この日は大物はどこかに隠れてしまっていたようです。

それでも数は飽きない程度に出てTOPは50本、私は18本でした。ドラゴンが釣れればその1本だけでもいいのですが・・・。

ちなみにテンヤは40号~50号、色もいろいろ使ってはみますが、夜なのでグローかグローゼブラで落ち着きます。

まずは刺身、後は3枚におろして天ぷら種に冷凍・・・