海ときどき山、ところによりキャンプ

オヤジの緩いアウトドアライフ

西湖でワカサギ釣り 完全自作のワカサギ竿実釣レポート

 完全自作のワカサギ竿(「湖のキャンプならボートのワカサギ釣りがお勧め」2023.11.21)で実際にワカサギを釣ってみました。

 12月3日(日)、今回はキャンプも山歩きもなく釣りだけ、日帰りで西湖に行ってきました。いつも通り深夜に移動し仮眠して6時に釣り宿チェックイン、6時30分に出艇しました。16時には自宅に戻っていたかったので13時30分納竿。ボートの上で7時間半、釣れれば短いけど釣れなければ長い・・・・・。

西湖の静かな朝です

アタッているけど写真では判らない 日差しがあり風がないと冬でものんびり

 ヒメマスは2時間半狙って2匹、ワカサギは4時間半で6cmから14㎝まで大小混じりで150匹という釣果に終わりました。ワカサギはリール込み製作費1500円の完全自作竿とかの有名釣り具メーカーD社の7000円のセットで釣り比べをしましたが、結論は釣果に差なし、釣れるときはどちらでも釣れる!!

1500円と7000円でイーブンなら、製作者の私としては完全自作竿のコスパ勝ちと言いたいところです。

右:完全自作竿 左:D社ワカサギ専用竿

いつもの南岸の釣り宿から出艇、前日はヒメマスは水深70mの最深部の棚25~30m、ワカサギは水深15mくらいで釣れていたとのこと、やはり朝はヒメマスを狙いたいので沖に出てヒメマスを狙いましたが気配なし、周りのボートでも釣れている様子なく早めに切り上げてワカサギ狙いに変えました。好天の日曜日なのに他の釣り宿から出ているボートも少ないのは、やはり釣況が安定しないからなのでしょうか。

ヒメマスの気配は・・・ありません

 ヒメマスに未練を残しながら沖から岸寄りに戻る途中、水深27mのブイで底に微かにワカサギらしき反応があったのでそこでヒメマスとワカサギ両狙いをしてみることに。やはり底の反応はワカサギで、最初の一投からワカサギの経年魚が釣れたので気合が入りましたが(最初の一匹は完全自作竿です、自作竿から先に仕掛けを落としたので)、以降単発でポツリポツリ。水深20mくらいで釣っているボートでも釣れ盛っている様子はなかったので、ヒメマスの気まぐれな回遊を待ちつつ2時間半粘って何とか60匹まで。竿の釣り比べは数を数えた訳ではありませんが、ワカサギを交互に取り込んでいたのでイーブンでした。

左右の竿に交互にアタリがでる感じ

 シングルバーナーで湯を沸かしカップ麺の昼食で温まったところでようやくポイント移動、係留ロープの水深13m地点まで戻り、仕掛けを落として様子を見ながらロープに沿って少しずつ深場に移動していると水深18mで良いアタリが出だし、そこに腰を据えることにしました。ここで1時間半ほど釣り、時々途切れることもありましたが5点掛けも1回あって150匹まで釣ったところで終了としました。

ここでも竿の釣り比べはイーブン、釣れている時は一方を巻き上げてワカサギを外し落とし直している最中にもう一方にアタリが出て・・・を交互に繰り返す状態、釣った数はD社と変わらなかったと思います。小さなワカサギのアタリも遜色なくとれました。

きたきた!

多点掛けが多いと数が伸びるのですが・・・

今日の釣果

完全自作竿セット

約500円(実際はもっとできますが2000円の材料で家族分4本作ったとして)

+980円の両軸型ミニリール  計1480円

     VS

D社セット

ワカサギ専用ロッド(手巻きリール用) クリスティア 約5000円

+専用手巻きリール クリスティア タナハンター 約2200円 計7200円

 

あとがき

 12月に入り西湖も冷え込みました。標高900mにある西湖の気温は24時-1℃、6時-2℃、陽が昇って寒さが緩みましたがそれでも日中の最高気温6~7℃、晴れていて風が弱かったのが幸いです。

この季節、エンジンを止めて車中泊をするなら冬用のシュラフか秋冬用のシュラフ+重ね着などそれなりの準備が必要です。毛布一枚被って・・・などは無理。

またボートの上では日差しがなかったり風が吹いたりすると一気に体感気温が下がります。薄いFRPと目の粗いすのこの上で吹き曝しになるのでこちらもしっかりした防寒対策が必要。着衣は状況に合わせて脱ぎ着できるようレイヤーにして帽子、手袋も必須、首元も忘れずに。私はその他に使っても使わなくても携帯カイロ、保温水筒、下に敷いて座った上で端を膝の上にかけられるような大き目のアルミシートを持っていきます。更に風やにわか雨の予報がある時は、防風と雨具兼用で低い腰掛に座って胡坐をかけば足先まですっぽり覆ってくれるポンチョを持っていきます。

 釣り宿とポイント選びも大事。南岸側はワカサギのポイントが岸に近く、晴れていても背後の山で陽が当たらないので風が吹くと寒さが身に沁みますが、北東岸側は浅場が広く陽も良く当たるのでそちらの釣り宿を選ぶ方が良いと思います(夏も冬も陽が当たる当たらないの差はとても大きい)。

 もう一つボートで困るのがトイレ、寒くなると近くなりますが、毎回沖から釣り宿に戻るのは面倒、かといって水質保全に気を使っている湖に向かってする訳にはいきませんし。小さなボートで立ち上がるのは危険です。そこで出番なのが携帯トイレ、膝立ちになればOKです(高速道の渋滞時にも使えるので3袋くらいいつも車に積んでいます)。でも男だからできること、女性はポンチョ+携帯トイレという手段もあるようですが、やはり釣り宿に戻っているようです。でも聞いた話によると大人用の紙おむつをしてボートに乗り込む剛の者もおられるとのこと・・・真偽は判りません。