海ときどき山、ところによりキャンプ

オヤジの緩いアウトドアライフ

ウッドストーブ用の薪

 19㎝φ×30㎝Hのウッドストーブを使っています。普通の長さの薪は縦に入れても上に突き出て火の回りが早く、火勢のコントロールが焚き火台に比べて少し難しいものの、炎も勢いよく高く上がって良く燃え、火の粉も灰残りも少なく感じます。火の回りが早い分、焚き火台に比べて薪の消費が少し早いように感じます。

普通の長さの薪だと炎が高く上がり過ぎる時があるのと、短い薪でも2次燃焼効果で炎しっかり上がるので、半分の長さに切って使いたいのですが、全ての薪を切るのは面倒だし、短めの薪も売っていますが割高だし、と思っていたところでウッドストーブに丁度良い薪を見つけました。

普通の薪だと炎が高く上がり過ぎる時も

良く行くホームセンターで、工作室で出たSPF材の切り落とし端材を小さなレジ袋に詰め放題、1袋税込み100円で売っていたんです。ウッドストーブに丁度良い長さ20㎝以下位の短いものです。しかも同じ寸法の材を取るために何本も切ったのでしょう、太さや長さも結構揃っています。このまま上手く燃えてくれれば簡単で便利、柔らかいので焚き付け用に割るのも容易です。

 そこで1回試してみようと3袋買ってみました。小さな袋ですが、太さ長さを揃えてきっちり詰め込めばこの通り、1袋で最大1.9kg、300円で合計5.5kgありホームセンターで売っている薪の半値以下でした。あとは燃えやすさ、火持ちや火の質です。市販の薪も間伐材などが使われているのでしょうが、SPF端材もエコですよね。

ただ、端材なのでいつも同じものが出ているわけではありません。家から近い工作室のある3軒のホームセンターの中で、端材を売っていたのは1軒だけでしたし、多い少ないはもちろん、端材の太さも長さも種類もバラバラでしょう。他のホームセンターでも端材は出ているでしょうから聞いてみようかとも思いましたが、長さも太さも様々なものがどーんと出て来てその中から揃いの良いものだけをすこーし、とも言いにくいので、聞く勇気は出ていません。

一袋100円、きっちり詰めたら1.9kgありました

 実際にキャンプで、SPF端材をウッドストーブで燃やしてみました。

300円5.5kgを持って行きましたが、夕方5時から夜10時過ぎまで、写真位の火を保つようにして燃やし続けて3.5kgを使いました。焚きつけ用に薪を細く割る必要もなく、スウェーデンマッチ1本に火をつけて底に入れ、その上に2本ほどおいたらそのまま燃え上がり、以降焚き火を終えるまで、ただ火勢を見ながら端材を足し続けるだけでした。もともと成長が早く密度が低い材質で乾燥もしていて燃えやすいし、薪が短い分しっかり2次燃焼してくれるのか、煙も匂いも少なく感じ、最後に残った灰も焚き火台より少なく感じましたし、いつもは家に帰ってから改めて感じる着衣についた匂いも薄かく感じました。長さ20㎝くらいの2×6(38cm×140cmくらい)も混じっていましたが、そのまま燃やすことができました。

SPF材の端材を燃やしてみました

安定した炎です

整い過ぎて少し味気ない気もしますがウッドストーブ用の薪として採用決定、気分に合わせて普通の薪と併用することとして、ホームセンターに行くたびに売り場を覗いてみて、揃いが良いものが出ていたら買い溜めておくことにします。