海ときどき山、ところによりキャンプ

オヤジの緩いアウトドアライフ

恒例 西湖でボートワカサギとキャンプ

 西湖で恒例のボートワカサギ&キャンプ。先日強い風が吹いてからワカサギが全く釣れなくなってしまったとのことでしたが、5月末で春のシーズンが終わるので、キャンプを兼ねていつもの釣り宿へ。

湖面にうっすら朝靄が漂っています 今日の富士山はこの1枚

最高の釣り日和です

沖はヒメマス狙いのボート

5月17日(土) 快晴 気温6℃-23℃ 水温15℃ 釣行時間5時40分~14時

 

 今は日の出も早くなり朝5時から出艇できますが、そのままキャンプをするとなれば午後遅くまで釣っていられるので少し遅れて5時40分出艇、5時50分釣り開始。快晴、凪のボート釣り日和です。釣り宿のご主人の話ではやはりワカサギは渋いままで浅い水深では当歳魚ばかり、深い方が若干型が上がるとのこと。ヒメマスもブイによって当たり外れが大きいようです。

出遅れたので水深のある係留ロープの先端はすでに先客で埋まっており、浅い水深では魚影は見えず。係留ロープのすぐ先に1個だけ入っているフリーのブイに係留して釣りを開始。このブイは風向き次第でボートがクルクル回ってポイントがずれやすい上にブイ止めロープに仕掛けが絡まりやすいのですが止むをえません。魚探の反応も薄かったのですが、とりあえずワカサギ狙いで2本、おまけのヒメマス狙いで2本竿を出しました。

 結果としてはこれが吉と出て(吉といっても他の人よりマシというだけですが)、10~15mくらい離れた係留ロープの先端ではほとんどアタらないのにこちらは底棚でポツリ・・・ポツリ・・・釣れてくれ、2時間半で何とか40匹に。

その後風向きが変わって強くなりボートが回ってポイントから外れた途端に釣れなくなり、ブイに舫ったままオールを漕いでボートを戻し流されながら1匹釣ってはまた戻し・・・を繰り返しようやく50匹に。その時点でも係留ロープの先端では10~20匹止まりだったよう。

ワカサギの釣果は少し寂しい・・・

ところが10時を過ぎると何をしても全く釣れなくなってしまいました。そこでブイを離れ反応を探してウロウロ、挙句の果ては対岸まで大遠征してみましたが全くダメ、再び元のブイに戻って1時間やってみましたがどうしてもダメで諦め、後はキャンプでのんびりすることにして14時に終了しました。釣りがダメならキャンプがあるさ・・・。

 釣れればラッキーと出していたヒメマス狙いの竿には、キャンプの焚火で焼くのに最適な20㎝を頭に5匹、いずれも水深20mの棚で紅サシをつけたサビキ仕掛けにかかりました。アタリがあってかからなかったのも数回ありました。係留ロープの先端のボートでも20m~底の棚でワカサギ仕掛けに掛かった小型のヒメマスをワーワー言いながら4~5匹あげていましたが、沖のブイでヒメマスを専門に狙って0だった人もいたようで、ワカサギやヒメマスの気まぐれには本当に困ったものです。

釣り上げたヒメマスは塩焼き用

なぜかヘラブナも1匹ボートの周りをウロウロしていました

 天気が良かったのは幸いですが、うっかりしていると大変なことに。長袖Tシャツを着てつばのあるハットをかぶり、首筋にタオルを巻いて日焼け対策をしていたつもりでしたが、手に日焼け止めを塗るのを忘れていて、気が付いた時には手の甲が真っ赤になってヒリヒリ・・・。毎年やらかしてしまいます。

 

 夕方釣り宿のご主人に聞いたらこの日ワカサギは5時から15時過ぎまで粘った人が最高で80匹、ヒメマスは制限の30匹を釣った人がいた一方0だった人もいたようです。特にワカサギは異常でそれまで普通に釣れていたのが強風が吹いてパタッと止まってしまったまま。例年なら群れが浅場に上がり、産卵を終えて弱った魚体が岸辺に打ち寄せられる頃なのに、深場に留まり産卵が進んでいる気配も見えないとのことでした。

ちなみに翌19日日曜日はヒメマスは4~25匹でやはりポイント次第でしたが、ワカサギは回復して最高230匹少しだったよう。ただ相変わらず棚は深く30m底だったとのこと。本当に気まぐれで釣ってみなければ判りません。

 

 キャンプは私の他にはツーリング客の2人組が1組だけ。それぞれ互いのテントが目に入らないように上手くテントを張っての静かな時間を過ごせました。

私は今回はパップテントでいつもの通り釣り宿の屋根越しに西湖を見下ろすサイトに陣取りました。朝、隣のキャンプ場に何台もの観光バスが来ていたのでまた林間学校で騒がしいかな?と思っていましたが、帰りのバスだったようです。

テントを張ってチェアに座ったら夕方まで何もせず、時折木々を抜ける風に吹かれ、鳥のさえずりを聴きながらボーっとして過ごします。この時間を持て余すという人もいるようですが元来怠け者の私には心地よい・・・。

陽が傾いてきたら焚火を始め、削った竹串にヒメマスを刺してじっくり焼きながら、支度から1時間以上かけてゆっくり夕食。その後は暗くなった湖面越しに対岸のキャンプ場の灯りを眺めながら焚火とコーヒー。キャンプには人それぞれの楽しみ方がありますが、私にはこれが一番です。まったりした静かな夜を過ごしました。

ヒメマスは美味しく頂くことに

ヒメマスは焚き火で塩焼きに

小型のヒメマスやワカサギは網で焼きました

焼き立てにかぶりつきます

 これまではヒメマスは鰓と内臓を取って串に刺し、粗塩を振って(ヒレには多めにつけて)焼いていたのでどうしても塩が効きすぎてしまい、おじさんの健康上問題だったのですが、今回は全体に多めに塩を振り20㎝クラスのヒメマスは10分、小型のヒメマスは5分置いてから軽く塩を洗い流して焼いてみました。結果は大正解、塩が全体に適度にまわり、良い塩加減で焼きあがりました。

ただ焚き火をしているだけでもなぜか楽しい

落ち着いた静かな夜でした

 標高1000mの西湖、陽が落ちると長袖Tだけでは肌寒く、薄いジャケットを羽織って過ごしました。翌朝眼を覚ますと曇りで気温は10℃、雲が低く怪しい予感。案の定7時半過ぎからパラパラと降り始めて撤収準備開始、8時30分に撤収となりました。