海ときどき山、ところによりキャンプ

オヤジの緩いアウトドアライフ

カヤックフィッシング ~蒲原海岸のキス

蒲原海岸にて

 駿河湾でもキスが釣れ始め、遊漁船も出始めました。静岡から沼津にかけてキスが釣れるサーフが並んでいて、以前は良く投げ釣りをしていました。沼津の我入道海岸、牛臥海岸には貸しボート屋があってボート釣りもしましたし、シーカヤックを買ってからも何回かキス釣りに行きました。

 キスとカヤックフィッシングは相性が良いと思います。出艇しやすい砂浜、根掛かりの少ない砂地、カヤックを流しながら足元やちょい投げで釣れますし、大げさな道具も大きなクーラーもたくさんの餌もいりません。釣ったキスやメゴチを餌にマゴチやヒラメも狙えます。

ただ沼津までは早朝でも自宅から1時間半から2時間と遠く、だんだん億劫になっていました。先日出艇した興津川の河口でもキスは釣れますが、浜から投げて届く辺りを流すことになるのでトラブルの素です。そんな時、由比から出ている遊漁船でキスが釣れていて型も良いという釣果情報がありました。以前一度だけその船に乗ってキスを釣ったことがありましたが、確かポイントは蒲原海岸から富士川河口にかけてでその時も数も釣れ型も良かった記憶が・・・蒲原の沖に浮かんでいるカヤックもちらほら見かけます。

自宅から蒲原海岸まで早朝なら30分。GWに続きこの土日も好天の予報とあれば、行くしかない! ということで5月11日(土)はシーカヤックでキス釣りに行ってきました。

 

富士山を見ながら蒲原海岸へ

 この日の日の出は4時50分くらいでしたが、浜から釣りをしたことはあっても初めて出艇する場所なので、ゆっくり行くことにし、自宅を4時半頃に出発、途中早朝から開いている蒲原の釣り餌屋で赤イソメを仕入れて海岸へ。

蒲原から富士川河口にかけてはテトラが入った砂浜と高い防潮堤が連なっていますが、防潮堤の上の道路から浜に下りるスロープが何カ所もあります。車止めがあって車は浜には下ろせませんが、カートに乗せたカヤックは問題なく下ろせますし駐車場所にも困りません。忘れ物がないよう準備をして6時少し前に出艇、今日も波も風も穏やかなカヤックフィッシング日和でした。

 海岸から50mから100m先にテトラや防潮堤が連なっており、テトラの内側はカヤック出艇に最適、浜には既に何人もキス狙いの釣り人が並び、先行のカヤックも4艘ほど出ていました。

カートに乗せてスロープを下ろします

穏やかな海 カヤックフィッシング日和です

いざ、出艇

 

 水深はテトラのすぐ沖で9m~10m程度、濁りもなく期待大。浜と平行に流れるようです。沖に向かってゆっくり進みキスが釣れる水深を探ると12mくらいで大きなアタリがあって20cmの良型、そのまま11~12mの水深を横に流して4匹ほど釣り上げたところで6時50分、由比漁港の港口に漁船が並び始めました。この時期この辺りはシラス漁の漁場になっていて7時スタートということです。テトラの際まで網を曳くのでシラス船がでたらすぐにテトラの内側に入るように釣り餌屋の主人が言っていましたが、案の定漁の開始に先立ち1艘の漁船がカッ飛んで来てテトラの内側に入るように声を掛けてきました。1時間から2時間くらいは漁をするようです。こんな時は素直に従うべし。シラス漁の様子を見物していたら、本当にテトラの際まで網を曳いていました。テトラの内側でカサゴを一匹釣った後、一度浜に戻り早い休憩となりました。

ぽつりぽつりとアタってきます

シラス漁開始

本当にテトラの際まで曳いています

 思っていたより早くシラス漁の船団がいなくなり、8時過ぎに釣りを再開。水深11~14mを流すと大小混じりでポツポツアタリますが皆単発、群れている様子はありません。150mほど沖にキス釣りの遊漁船がきて、「水深34m~少しずつ浅くなるよ~」とアナウンスしており、深場を流している様子でした。そこで水深30mくらいまで出て浜に向かって流すと、25mでアタッたり15mでアタッたりとバラバラでやはり単発。型も大小様々でまとまらずに広く分散している感じ。何回か流し直して10時半に終了としました。

サップに乗っている人もいました

朝よりも多くの釣り人が・・・

浜からは見えません 少し沖にでてようやく富士山が頭だけ見せます

本当に僅かに

結果は14cm~22cmまで20匹とまずまず。今晩は刺身か天ぷらか。食べても美味しいけど何よりブルブルする特有のアタリが楽しい。キスのシーズン、もう一回くらいは出艇したいところです。

釣果はキス20匹、1匹だけカサゴが混じりました