海ときどき山、ところによりキャンプ

オヤジの緩いアウトドアライフ

私の山選び ~ 登りたい山登れる山

 能登半島は元旦から大変なことになっています。被災された皆さまに謹んでお見舞い申しあげますとともに被災地の一日も早い復興を心よりお祈り致します。

自宅で長い揺れに気が付き、横揺れなのでさほど不安を感じずにTVをつけました。そのチャンネルでは津波警報の中、海を見渡す定点カメラの画像がずっと流されていて、特に海面に変化が見られずやれやれと思っていたのに・・・。

地元の方々はもちろん自衛隊員や各地自治体の緊急救助チーム、緊急医療チームが駆けつけて救助や援助に尽力してくださっているようですが、未だ支援体制も十分に機能していない段階で個人の自己満足的な応援は逆に邪魔ということなので、今はせめて義援金だけでもと思っています。自衛隊は被災地で自立できるがボランティアは自立できないという意見、なるほどと思いました。

思い返せば東日本大震災の直後、所用で3日連続夜の東名高速を走ったことがありましたが、九州や中国地方の各市町村から派遣された消防車や緊急作業車が県ごとに車列を組んで黙々と東に向かっているのを何度も見かけ、思わず目頭が熱くなったことを思い出します。静岡県南海トラフ地震や富士山の噴火などが不安視されていて他人ごとではありません。改めて我が家の防災体制を再確認をしました。

道路の陥没や土砂崩れに雪が重なり、救援車両が入れないエリアも多いとのこと、一方で被災地の外では救急車をちょっとしたケガや痛みで呼んだり、タクシー代わりに使おうとする人も多いと聞きます。この正月、消防隊員と医者の話を別々に聞く機会がありましたが、いずれも呼ばれれば乗せたり診たりしないわけにはいかないが、外傷もなく歩いて自分で救急車に乗り込んできたり降りてきたりするのを見ると内心腹が立つこともあると言っていました。緊急車両に道を譲らない車も増えているようですし、実際に見ることもあり、気になります。

 

山の遭難事故

 山でもお粗末な遭難事故が相次いでいます。疲れて歩けないから、ライトが点かないから、靴ズレが痛くて歩けないから、寒くて動けないから・・・中にはすぐ脇を観光道路が走っている山の上でソロキャンパーが水が切れたからと救助要請をしたとんでもないケースもあったようです。この年末年始も雪山遭難のニュースが相次ぎました。台風で悪天候が続いていて山小屋が注意喚起の発信を続けているのに次から次へ登山者が登ってきたという話も聞いたことがあり、にわか登山者が(私もそうですが)リスクを考えず、甘く見たり過信したり、力量不足、準備不足だったケースも多かったのではないかと思いますし、赤信号皆で渡れば怖くないというような勢い登山もあったかもしれません。

瑞牆山

にゅう

ソロ登山について

 私は基本ソロ登山です(山屋の方々から見ればハイキング程度の登山ですが)。ソロは危険だと言われますし生意気だと言われるかもしれませんが、今のところ何かのクラブや親睦グループに入るつもりはありません。私は人のペースに乱されず自分のペース、自分に合ったスタイルで山を楽しみたいからという理由でソロ登山をしています(一言でいえば我儘ということかも)。

計画や目的地に囚われず気に入った景色や場所で時間を使いたいという思いもありますが、自分の体力や体調、時間の余裕に合わせたいということもあります。グループで行くと自分のレベル以上になってしまったり、体調が悪いのに無理をしたり、逆に他の人に無理をさせてしまったりすることもありそうです。

ただソロだからこそ心配も迷惑もかけたくない、決して事故を起こしてはいけないと思っています。そもそも楽しむために山に登っていますから自分自身が辛い思いをしたくありません。自分のレベルを考えて山を選び計画を立て、不安を感じたり体力が足りなかった、体調が悪くこれ以上は無謀と思えばそこで引き返す、ということを考えてのソロです。

旭岳

私の山選び~登りたい山

 山行の機会が限られているのに登りたい山が多過ぎて困ります。日本百名山、二百名山、三百名山、花の百名山、富士山が見える山、ご当地富士・・・・

山歩きを始めて間もない私には登ってみたい山やルートばかりですし、一度登って何回も通いたい山も出てきます。登りたくても技量や体力、時間的に難しいという山も沢山あります。

  • 展望が良い山
  • 登山口や登山口から無理せずに上がれる範囲でベースキャンプ型のテント泊ができる山
  • 頑張れば日帰りできるコースを1泊2日のテント泊でゆったり歩ける山
  • 日帰りは難しいけど1泊2日ならテント泊でゆったり歩ける山
  • テント泊では難しいけど小屋泊なら行けそうな、ぜひ行ってみたい山
  • 基本ソロ登山では事故や熊も怖いのでそれなりに登山者が多い山
  • 自宅から車で行ける山(往復でも周回でも同じ登山口で入下山)
  • 自宅から金曜夜車中泊、土日1泊2日以内で行ける山
  • 私の技量、体力で登ることができる山(自分の力量に見合った山)

随分我儘な選択条件ですが、アプローチしやすく難易度が高くなくて楽しめる山、要は人気が高い山ですね。テント泊は本当は稜線型が理想ですが今のところ自信がないので中腹か登山口です。いずれは2泊3日以上の行程で槍穂高北岳などにもチャレンジしたい・・・。

一度登った山でも季節を変えてまた行きたいと思ったり、違うコースを登ってみたいと思ったり、私の登りたい山リストは減るどころか長くなっていくばかりで、年に数回の山行ではリストは長くなるばかりで減りそうにありません。すでに「海ときどき山、ところによりキャンプ」という本ブログのタイトルが「山ときどき海、ところによりキャンプ」に、さらに「山また山、またしてもテント泊、思い出したように海」になってしまいそうです。

北横岳

富士山

富士山

 

 登りたい山リストの中から季節や体調、スケジュールや懐具合(これ結構重要)などを考えて苦渋の選択をするのですが、何よりも大事なのは楽しく安全に登って下りてくることですから、私の山選びはいろいろは条件に左右されながらも最終的には自分の力量にあった山、そのルートの難易度、必要な体力度や技術度が最大の条件です。

まだまだ経験が浅く実際に行ってみたら山岳誌やガイドブック、他者の山行記などの情報から予測していたものと違っていたということも多いです(幸い今のところ良い方に違っています)。憧れだけで登った結果、風景が違ったくらいなら良いですが体力度や技術度、難易度が悪い方に違ってしまっては身の安全に関わってしまいますから。ビギナーはリスクの認識が欠けがちですしベテランには油断や慢心が生じやすいと云われますが、いかに自分の力量とリスクを正しく判断し見合った山を選ぶかが、事故を防ぐ第一歩だと思います。

鳳凰山

登山地図アプリが便利で役に立つ

 そこで参考にしているのがYAMAPや山渓オンラインなどの登山情報サイトとアプリです。メンバー登録をすれば無料でも結構な情報が得られます。事前準備で登山口から下山口まで歩きたいルートのポイントを辿れば標準所要時間や歩行距離、上り下りの累積標高(どのくらい垂直移動があるか)が判り、ルート定数などの難易度も計算できます(近所の、小中学生の時に遠足で行った山も載っていたりしますから見ていると面白いです)。他の登山者の山行記も参考になります。

スマホGPSを使うので、地図をダウンロードしておけば通信圏外でも自分が地図上のどこにいるかがタイムリーで判ります。道迷いの心配も少なくなりますし地図の情報から残りの距離、到着時間などペース配分の計算もできます。行動時間や歩行距離、ポイント通過時刻なども記録してくれます。

各登山地図アプリのコースタイム(標準歩行時間)は微妙に違うので、最終的にルート定数も少しずれるようですが実際の登山には影響がない範囲で、どこを選んでも良さそうです。コースタイムは50代から60代の標準的な体力の男性が歩く時間、と聞いたことがあります。標準的な体力がどの程度か判りませんが、年代的にも体力的にもまさに私のこと? 実際YAMAPや山渓オンラインのコースタイムは体調が良い時に私が歩く時間とほぼ重なります(歩行時間に入らない休憩時間が長くなり勝ちですが)。

私はルート定数計算のためのデータには山渓オンラインを(私には使い易いので)、実際に歩く時はYAMAPの無料版を使っていますが、無料版でも一度に2つの山域の地図をダウンロードしておけますし、マイページも持てて地図を入れ替えても所要時間、歩行距離、主要ポイントの発着時刻などのログを残しておけます。アプリで立てた登山計画をWebで管轄県に届け出できますし、家族にも共有できます。

 YAMAP     登山ルート・コースタイム付き無料登山地図 | YAMAP / ヤマップ

 山渓オンライン  山好きのための登山情報サイト - 山と溪谷オンライン (yamakei-online.com)

 その他 ヤマレコ、コンパスなど

 

ルート定数とグレーディング~登れる山

 「山のルート定数」「山のグレーディング」というものがあります。ルート定数は歩行時間、歩行距離、登り下りの累積高度からそのルートに必要な体力度を数値化したもので、最近は山岳誌のルート紹介にも載るようになりました。長野県、山梨県静岡県群馬県岐阜県富山県など中部甲信越の山岳を抱える県は、同じ基準で主要な山、登山ルートのルート定数や必要な体力度・技術度を評価したグレーディングを公表しています。ルート定数は公表値がなくても登山地図アプリの地図上でルートを辿って各数値を求め自分で計算できますし、コースを登り下りや1日目2日目で分けたりして細かく求めることもできます。

ルート定数とグレーディングを見ておけば初めて登る山でも過去に行った山と比べて必要な体力や技術が予測でき、自分がこの行程で楽しく安全に登って下れるか冷静に考える基になってくれます。実際には数字で比べた体力度や難易度も登って感じるそれとは違いますが、大きく外れたことはありません。

私はこれまでに登った山と、登った経験が最も多い富士山・富士宮ルートの5合目から各合目の往復のルート定数を計算していて、登りたい山のそれを比較して山選びの一助にしています。妻を上高地-岳沢に連れて行った時も、富士山の5合目と7合目を往復するくらいだよ、と言ったら何となくイメージできたようでした。

これからも自分の力量に合った山を選んで事故なく楽しんで登りたいものです。もちろん力量アップを目指して努力します。

硫黄岳~天狗岳

燧ヶ岳

 富士山富士宮ルートの各合目往復とこれまでに登った山のルート定数を並べてみました。公表値ではありません。登山地図アプリで求めた情報を自分で計算したものです、参考まで。

山・ルート

ルート定数

山・ルート

ルート定数

富士山・富士宮口5合目-6合目 往復

3.5

 

 

富士山・富士宮口5合目-新7合目 往復

10.4

上日川峠-大菩薩嶺-大菩薩峠 周回

  14.3

富士山・富士宮口5合目-7合目 往復

15.8

大弛峠-金峰山 往復

  16.1

富士山・富士宮口5合目-8合目 往復

21.9

北アルプス上高地-岳沢小屋 往復

  17.8

富士山・富士宮口5合目-9合目 往復

26.3

瑞牆山・自然公園-富士見平小屋 周回

  24.4

富士山・富士宮口5合目-9合5尺 往復

30.5

 

 

富士山・富士宮口5合目-山頂 往復

35.2

 

 

富士山・富士宮口5合目-剣が峰 往復

37.1

御座石鉱泉-鳳凰山地蔵岳 往復

  45.1

ちなみに山渓オンラインでは以下が1日あたりのルート定数の目安とされていました。

10前後 体力的にやさしく初心者向き

20前後 一般的な登山者向き

30前後 日帰り登山の場合、健脚者向き

40以上 日帰りでは困難。1泊以上の計画が必要

 

ルート定数の計算式

 =時間要素+距離要素

=行動時間(hr)×1.8+歩行距離(km)×0.3+登り累積標高(km)×10.0+下り累積標高(km)×0.6

これに重さの要素(体重(kg)+荷重(kg))をかけると消費エネルギーkcalも計算できます。

 

グレーディング公表ページ

 長野県 信州 山のグレーディング/長野県 (nagano.lg.jp)

 山梨県 山梨県/山梨 山のグレーディング (pref.yamanashi.jp)

 静岡県 静岡県の山のグレーディング|静岡県公式ホームページ (pref.shizuoka.jp)

 群馬県 群馬県 山のグレーディング - 群馬県ホームページ(観光魅力創出課) (pref.gunma.jp)

 岐阜県 岐阜県山のグレーディング - 岐阜県公式ホームページ(防災課) (gifu.lg.jp)

 その他 富山県新潟県などが公表しています

2023年釣り納め~夜の部・田子の浦でタチウオ

田子の浦港

 1日で連チャンの釣りとなれば夜の選択肢はタチウオで決まり、ボートワカサギの道具を積んだまま西湖から田子の浦に一気に移動、腹拵えをして16時30分出船。港口のすぐ外側で夕暮れの富士山と夕焼けを眺めながら釣り開始、テンヤは私一人で他は皆さん天秤餌でした。特にゴールデンタイムも沈滞タイムもなく初めから終わりまでポツポツという感じ、腕が悪くて掛けられなかったアタリも多く、指3本がアベレージで指2本はリリースしながら22時まで何とか20本をキープ、最大は指4本という結果でした。天秤餌組では最大指5本が1本あったようです。

出港

富士山を眺めながら

赤富士とまではいかないけれど

何艘もタチウオ釣りの船が出ています

今年最後の海は穏やかでした

アタリが出る誘いはワンピッチジャークとハーフピッチジャークを中心にいろいろ試しましたが一番アタらなかったのは速く細かい誘い、テンヤのイワシ交換中の微速ただ巻きでも2回向こう掛かりでつれたほどでした。水深60~70mほどのポイントで棚は底から20mくらいまで、テンヤはナチュラル系×、ピンクグロー△、グローが○でした。

釣果も穏やかでした

来年もおいしい魚が沢山釣れますように

2023年釣り納め~朝の部・西湖でワカサギ

 12月29日は2023年の釣り納め、やりたい釣りが決めきれず、朝のワカサギ釣りと夜のタチウオ釣りの連チャンとなりました。

西湖で今年最後のボートワカサギ

 西湖の1、2月は全魚種禁漁期、釣り宿も冬眠に入りますからその前にとボートワカサギに行きました。いつもの通り6時半に出艇、夜の部のタチウオが16時集合なので移動時間を考えて13時に納竿、今回はヒメマスは狙わずワカサギ1本でした。12月の西湖の朝はさすがに寒く6時の時点で-2℃、湖岸は霜で白くなっていましたが、幸い好天で風もなく陽が上がると随分暖かくなりました(それでも12時の時点で8℃くらい)。冬の朝はワカサギ竿のガイドに注意、ガイドの径が小さいとラインについた水が凍り付いてガイドが詰まります。

穏やかな朝です

午後1時、日陰は霜が残ったままでした

 同じ釣り宿から8人ほど出ましたが6人がヒメマス狙い、ワカサギ狙いは私ともう一人だけでした。魚探の反応は水深18mから30mの範囲でしたがどこも群れが薄く、長く途切れることなくアタリはありましたが掛かりが浅く、また単発で多点掛けがなくポツポツという感じでした。結果は残念ながら100匹ちょっと、ただ10~12cmくらいの型が多かったのが幸いでした。

紅サシを餌に数種類の仕掛けを試しましたが、針についたファイバーが長いものが掛かりが悪い傾向にありました。小さなワカサギが餌を口にする前にファイバーが当たって嫌がるのかもしれませんね。

数は釣れませんでしたが大きめが揃いました

来年も楽しく釣りができますように。

今日の富士山~富士ヶ嶺・大沢崩れ

 朝霧高原を通る国道139号線よりも内側(富士山側)の県道鳴沢富士宮線の富士ヶ嶺(富士河口湖町)辺りから見る富士山はより近く大きく見えますが、何より今も崩落を続けている大沢崩れが間近に見えて迫力があります。

12月29日の富士ヶ嶺からの富士山です。鳴沢から富士宮に向かって走りながら撮りました。

青木ヶ原樹海を抜けていきなり現れる富士山がこれ

樹林帯を抜けて遮るものがなくなりました

富士山に近いところを走る道ですが、まだまだ裾野が広いです

正面に大沢崩れが見えます

富士山が2つに割れてしまわないか心配になります





自作の道具でボート釣り

 12月も終わりです。ついこの間正月を迎えたばかり・・・・この年になると1年などあっという間、西湖のヒメマス、ワカサギの秋シーズンも間もなく終了です。

先日初孫が生まれました。別に私が産むわけではないのになんとなくそわそわして、12月はここまで大人しくしていましたが母子ともに元気なので、初孫を生んでくれたお嫁チャンに丸ごと食べてカルシウムを取ってもらうためという言い訳をつけて、何とか年内にもう1回はワカサギ釣りに出かけたいと思っています。

 どんな釣りでもいろいろなシチュエーションに備えつつも荷物や道具はできるだけ軽くコンパクトにしたい。シーカヤックはもちろんヒメマスとワカサギのボート釣りもあれこれ積めば邪魔、竿を何本も出したり引っ込めたりしながらポイントを探して漕ぎまわったりもしますから、簡単に付け外しできて出艇時や移動時に邪魔にならないように、しかも安く・・・。私はこんな小道具たちを自作して使っています。

 

ワカサギ用の竿掛け

 ワカサギ釣りでは手巻きのリールで効率良く釣るために竿を2本出します。ボートに座りこんだままおまつりしない程度に離した2本の竿を扱え、ポイント移動時には簡単に取り付け取り外しができるように作ったのがこの竿掛けセットです。

ボートワカサギを始めた頃は市販の竿掛けを2つ、直接ボートの舷側に付け(船尾にはヒメマス用の竿掛けを付けるので)、釣ったワカサギを入れる水汲みバケツはボートの中の足元に置いていましたが、市販の竿掛けはワカサギ竿には大き過ぎるしオールを漕いで移動するためにいちいち取り外すのも面倒でした。足元のバケツも邪魔だと思っていましたが、ワカサギ用の活かし水槽をボートの外に付けている人を見て自分もバケツを外に出す方法を考えていた時に、「アルミ棒を曲げた枠をボートの縁に引っ掛けて外に出し、バケツを乗せれば良い!!」 ➡ 「アルミ棒の枠の下に竿掛けを付けた板を置いて水を入れたバケツの重みで押されば良い!! 」と閃きました。

これならいちいちクランプで締めたり緩めたりしなくてもワンツースリーで竿掛け2セット分とバケツを一度に付け外しできますし、ボートのどこにでも付けられます。そのままボートの後ろ側に少しずらしてやれば、短い距離なら付けっぱなしでもオールが漕げます。水くみバケツは大抵口の部分が広いので、口より少し小さな枠を作り、使用中に枠が広がらないようにしてやれば抜け落ちることはありません。

竿掛けセット 

こんな風にセットします

こんな風にボートの舷側に引っ掛けます

竿掛け台をつける時は ①竿掛け台を舷側にのせて➡②アルミ枠を被せ➡③水を入れたバケツをはめる

竿掛け台を外す時は  ❶バケツを抜き➡❷アルミ枠を外しながら➡❸竿掛け台を取る 

 竿掛け自体もできるだけコンパクトになるよう、ホームセンターで買ったミニクランプに穴を開けてアルミ棒を曲げた竿受け部をボルトと蝶ネジで取り付けただけのものに変えました。竿受け部はボルトを挟めるように曲げてあるので竿の向きや傾きも調整できます。アルミ棒の合わせ目部分は古いPEを巻いて接着剤で固めた上にステンレステープを巻きつけました。アルミ棒はバケツ受け用は6㎜φ、竿受け用は4㎜φを使いましたがワカサギ釣りは負荷が小さく、たまにワカサギに大きなヒメマスやバスが喰いつくこともありますが強度はこれで十分です(先に細い仕掛けが切られます)。バケツ受け、竿掛け台、竿掛け2つの材料費は総額で2000円くらいでした。

手のひらサイズです

こんな感じ

ヒメマス用の竿掛け

 ブイに舫ってヒメマスを釣る時は大抵4本の竿を出します(西湖の遊漁規則では5本までOK)。

こちらも初めは市販の竿掛けを使っていましたが、やはり重かったり大きかったりして半自作品に変えました。現在はワカサギ用に使っていた小型竿掛けの(それでもワカサギには大き過ぎ)クランプ部にアルミ棒を曲げて自作した竿受け部を付けたものと(もともとの竿受け部は改良してシーカヤックで活躍中)、ホームセンターで購入したクランプに自作の竿受け部を付けたものを2個ずつ使っています。市販のクランプはアルミパイプを付けて竿受けを付けたボルトを差し込むだけの簡単なもの。ボルトを抜けばクランプを付けたままでオールを漕いでも邪魔にならず、差し込めば簡単に釣りを再開できます。ブイや係留用ロープを引っ掛けて舫うこともできます。10mmφ×100~120mmのボルトにビニールチューブを被せると、16mmφのアルミパイプやオール受けの穴にちょうど良く収まり、ポイントを定めてオールをボート内に引き込んでしまえばオール受けの穴も竿掛けとして使えます。

市販の竿掛けのクランプに自作の竿受け部を付けました 左は元の竿受け部

ホームセンターで購入したクランプとボルト製竿受け部

魚探の取り付け

魚探の取り付け

 カヤックでもボートでも魚探は重要な情報源です。釣況が良い時は釣り宿や周りの釣り人の情報で魚探がなくても好釣果が期待できますが、釣況が悪い時に自分でポイントを探したり魚の回遊棚を探るためにはやはり魚探が頼りです。魚探は性能も値段もピンキリですが高機能魚探は私には宝の持ち腐れなので、比較的安価なGARMINのストライカーを使っています。1台の魚探を海のシーカヤックでも湖のレンタルボートでも使えるように、また出艇・帰艇時に発振器を傷めないようにどちらにも簡単に付け外しができるようにしました。

発振器はシーカヤックの舷側のカーブに沿って曲げた30mm幅×3mm厚のアルミ板の先に取り付けました。コードはアルミ板に沿わせてインシュロックで止めています。アルミ板の先に取り付けたプレートを台座に刺し込めば取り付けられるようにし、シーカヤックには台座を直接ネジで取り付けており、レンタルのローボートには台座を付けたクランプを取り付けるようにしています。発振器を付けたままオールを漕いでも水を切りやすく、強度も特に問題ありません。私はボートの前寄りの邪魔にならない位置に、発振器が水面から15~20㎝ほど沈むように付けていますが、よほど早く漕がなければ画面が乱れることもありません。ただし出艇時帰艇時の底擦りやロープへの引っ掛けへの注意は必要です。台座は昔台車のキャスター付け外し用に買ったものです。

台座取り付け

発振器取り付け

ボートへの取り付け

魚探の電源も初めは電動リール用(と云ってもミニバイク用です)を使っていましたが、重いしそこまでの容量もいらないので、今はモバイルバッテリーを使っています。魚探の電源としてだけなら10000mAの容量があればつけっぱなしでも余裕で1日持ちます。但しスマホは5Vですが魚探は12Vなので、12Vが出力できるバッテリーであること。またUSBでないとモバイルバッテリーにつなげないので、魚探に付属のコードの赤黒のワニ口クリップを外してネットで購入したUSB変換コードに付け替えました。魚探の余分なコードを取り纏めておくため、またバッテリーが水を被らないようにするために、側面に穴を開けてコードを通した後バスボンドで防水したタッパーに収めて蓋ができるようにしています。

実釣時はモバイルバッテリーもタッパーの中に入れて蓋を被せます

 周りを見ていると、皆さんいろいろと工夫をしているようです。私にとっては道具の改良や自作も楽しみのひとつ、試行錯誤してTotalでは高くついていた、ということも多々ありますが・・・。

富士山のスナップ写真 ~海の上から

 海上からの富士山、海越しの富士山は駿河湾の釣り人の特権ですね。

来年も美しい富士山を眺めることができますように。

沼津 内浦

釣り物によって海に出る時間が違うので、日の出前から日没後まで様々な時間帯の富士山を見ることができます。海と空と富士山の組み合わせは船上からだからこその景色です。でも難しいのは富士山や雲の色や形が一瞬で変わっていくこと。

異空間? 清水 三保沖

一生懸命リールを巻いていて良い瞬間を撮り逃したり、シャッターを切ろうとしたら急に船が舵を切って船体に隠れてしまったり。写真を撮っていると船長から「ほら、ぼやぼやしてないで、アタッてるよ~!!」と叱られることもあります。

富士山の姿を見逃すのが良いか、アタリを見逃すのが良いか・・・・・

夜明けを待つ 沼津 内浦

富士山に見送られ 駿河湾

朝日を浴びて 沼津 内浦

朝焼けの空 静岡沖

西日を受けて 田子の浦

雲にも負けず排煙にも負けず 田子の浦

 

今日の富士山~カワセミ発見

 今日は良く晴れていましたが、寒かったし風も強かったので自宅で大人しくしていました。

自宅の近くの公園から富士山が見えます。昨日は雨だったので富士山も冬らしく白く雪化粧をしましたが、強い風で随分飛んでしまったようです。

今日の富士山 近所の公園から

公園は広く、木々も多く大きな池もありますが、住宅街の真ん中で運動広場もあり休日は沢山の人が訪れます。池の水はキレイでそれらしく流れ込みも作ってありますが全くの人工池です。今日富士山を眺めた帰り、その池で初めてカワセミを見ました。小さな山を一つ越えた先に河川はありますが、表流水が少ない石の河原が広がる、カワセミが住むような川ではありません。公園に住み着いてくれたのなら嬉しいのですが。

スマホで咄嗟に撮った写真なので遠くピンボケですが、公園のニューフェースを紹介します。

ピンボケですが、間違いなくカワセミです